長野県に住むと、寿命が伸びる? 日本一の長生き県、長野の秘密・・



長野県に住むと、寿命が伸びる?  

日本一の長生き県、「長野」の秘密・・

日本人の平均寿命は、男性79.59歳、女性86.35歳です。
(2013年、厚生労働省発表)

都道府県別では、日本一長生きの県は男女ともに長野県。
男性80.88歳、女性87.18歳です。

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画像引用:朝日新聞デジタル
データ:全都道府県ランキング

ちなみに日本は、世界でもトップクラスの長生き国なので、
長野県の長生きレベルは世界トップクラスということになりますね。

ではなぜ、長野県民は長生きなのでしょうか?

大きく分けて、3つの理由が考えられます。
1つずつ、説明していきます・・

①健康的な食生活
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長野県は、野菜の摂取量が全国ナンバー1です。
野菜や果物を中心にした食生活は、
やはり健康増進に役立っているようです。
そして、蕎麦、山菜、きのこ、寒天、氷餅など・・
長野県の名物には、ヘルシーで栄養価の高いものがたくさん。

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また、腸の働きを活発にさせる味噌、醤油、納豆、漬物などの
発酵食品が、食生活に根付いていることも大きなポイント。

飽食の時代といわれる現代。
長野県は、健康的な粗食の文化が根付いているからこそ、
長寿なのかもしれませんね。

②環境
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自然豊かな信州・長野県は、海こそありませんが、
美しい山々に囲まれています。
水道水でもゴクゴク飲める、清らかな水。
安心して深呼吸が出来る、澄み切った空気。
非常に広い国土を持っているので、人口密度も低く、
どこにいても自然を身近に感じて暮らす事が出来ます。
これは人間として、身体だけでなく、精神的にも非常に良いですよね。

また、面白いコラムがあった為、少し引用させて頂きます。

長野は、日本アルプスや八ヶ岳など、日本を代表する高山に囲まれています。長野にある農地はほとんどが、標高300m以上に位置するため、
必然的に平地よりも気圧は低くなる。

それによって、
「細胞内にあるミトコンドリアの活性に関係してきます。
ミトコンドリアは、ほとんどの生物の細胞内にある小器官ですが、
酸素をつかって炭水化物などを分解し、エネルギーを生み出す
重要な役割を担っています。

気圧の低いところでは、肺の中の酸素分圧が低くなり、
血液中の酸素濃度が下がる。
すると、全身の細胞への酸素供給量も低下します。
そうなると、ミトコンドリアは少ない酸素で効率的に
エネルギーを生成しようと、活性を上げるのです。
これは、陸上選手が行う高地トレーニングと同じ理論です」

通常、歳を取るほどミトコンドリアの活性は下がるのだが、
高地にいる長野の人は、日常生活を送りながら、
トレーニングをしているのと同じ環境にあるといえる。

引用:「研究 なぜ長野は日本一の長寿県になったのか」
講談社 現代ビジネス

③県をあげての取り組み

病院や医療の整備が進んでいるというよりも、
予防へ力を入れていることがもっとも重要。
50年ほど前までは、塩辛い食品の摂り過ぎで、
脳卒中の死亡率はトップクラスだったのです。

「長野が長寿の県として注目されてきたのは、
ここ2~3年ですが、そのきっかけは50年ほど前にさかのぼります。
当時、脳卒中の死亡率がトップクラスだったのは、
長野県民の塩分摂取量の多さが大きな原因でした。

長野は海に面しておらず、冬が厳しいため、
食物を保存するために塩辛い食べものが多かった。
それが高血圧を引き起こし、脳卒中につながっていたわけです。
これをなんとかするために、昭和20年に長野に赴任した
若月俊一先生という医師が、『予防医学』の考え方を広めていったのです」

引用:「研究 なぜ長野は日本一の長寿県になったのか」
講談社 現代ビジネス

以来、
「減塩運動」
「保健指導員制度」
「食生活改善推進員」
などの予防医学に関わる試みが、行政や医療機関の主導で
浸透していったのです。

いかがでしたでしょうか?
健康長寿の県、長野県での田舎暮らしは
あなたの命。そして、あなたの家族の命を守るためにも、
非常にメリットがあるのです。
人生の最大の資産「健康」を守れる。田舎暮らしの大きなメリットです。


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